2009年8月10日

告別式

11時から告別式。その前に一旦家に戻って親父の茶碗と湯飲み、ネコ達の世話して葬儀屋へ戻る。

告別式では喪主の挨拶をやった。仕事で慣れてて人前で話すのは緊張しないけど、変な話、仕事で話すときみたいにはきはきと話すのもどうかと思い、ゆっくりとすごく落ち着いた話し方にした。

告別式の最後、とうとうお別れ、家族の思い出とか考えちゃって、泣き崩れた。初七日までやった後、棺の中に花と一緒に持っていってもらう遺品とかを入れる。いつでも見守ってもらえるよう、そして頑張ってもらえるよう、写真も入れた。そして出棺、弟と俺とで顔の扉をゆっくり閉める。これで親父の顔はもう見れないんだ。さようなら。

葬儀屋を出て、自宅の前で止まってもらう。「お父さん、帰ってきたよ、でもちょっとまっちゃん(弟)のところ行ってから帰ってくるからね」。今回急な出来事だったので、家が片付いていなくて、お骨は弟宅に置くことにしたのだった。

斎場について焼香。2回やったら1回ですって言われちゃった。大事なとこで間違えた。んで焼却炉に棺が入っていって、外に出ると煙突から親父が空に舞っていった。あー、これでおしまい。さようなら。これからも守ってください。育ててくれてほんとにありがとう。そんなことを考えながら煙を見てた。約1時間後遺骨を拾う。ここでは遺骨はトレーに集められていて、人の形にはなっていない。のど仏も説明がなく、関西に比べてあっさりしたもの。

葬儀屋に戻ってお清めし、精進落しの宴。母の姉二人が母に会ってから帰りたいと言い出して聞かなくなってちょっと困った。そりゃ家が綺麗に片付いてるなら泊まってもらうこともできるけど、とてもじゃないけど、人様に見せられるような状況ではないし。仕方ないので今度迎えに行くからと言って納得してもらった。ふー。変なとこで疲れた。宴席の最後、皆の写真を親父挟んで撮って終わり。16時ごろに駅へバスを手配して、親戚のみんなは従兄弟の2人以外はお帰り。

大勢親戚が来てくれたから葬儀も悲しみが和らいだというか、皆で悲しみを分かち合えた安心感があって、とてもありがたかった。本当に感謝しています。ありがとうございました。従兄弟の2人は今日は弟宅に泊まって、明日ガンダム見に行くということで、俺も弟宅へ後から行ってまた宴会して今日は終わった。

父が亡くなってやっと本当に独り立ちするような気持ちが出たような気がする。俺はまだ独り身だから、これから一人で生きていかなくてはならない。まぁいつか伴侶が現れるかもしれないけど。今までのままではいけない。もっと大人にならないといけない。今まではやっぱり親がいる安心感とか甘えがあったんだな。「お父さん、本当に今までありがとう。これから頑張って生きていきます。お母さんのことも見守ってあげてください。」

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